25歳頃からだろうか、
水利組合の溝掃除に参加し始めて15年ほどになる。
5月と7月の25日前後に行われる。
5月の溝掃除をして、水路から水を入れ、田植え。
7月の土用干しの時期に溝掃除。
私はそれだけだが、他メンバーは消防団、村の役員等、
いろいろ奉仕活動に参加している。
火事があればすぐに水門を開き、消火活動。
池から池に水を送ったり、火災現場の際まで水を送る。
貯水槽の水など5分ももたないらしい。
そのための水路の管理をしている。
もちろん大雨の洪水のときの対応、もろもろを担っている。
近年、田が減ってきて水路の管理も難しくなってきている。
水路の切り替えのわかる人間も減ってきている。
私がずっと最若手で、後継ぎなんて、存在しない。
40才代の人も60才近くになってきてる。
長老は75歳。
田はどんどん宅地になっていき、組合員は減っていく。
40歳の私はあと最低35年続けているだろう。
そのとき組合員は何人いるのやら。
微妙な感情は昨日から続く。